[東京 11日 ロイター] - 日産自動車は11日、2022年3月期(今期)の連結純損益が600億円の赤字になる見通しと発表した。今期も半導体供給不足や原材料価格の高騰などが響く。最終赤字は3年連続となる。
IBESのコンセンサス予想によると、アナリスト16人の今期純損益予想の平均値は1346億円の黒字となっている。
前期は新型コロナウイルス禍などを受けた販売不振、カルロス・ゴーン前会長の拡大路線を軌道修正するための構造改革費用がかさみ、4486億円の赤字だった。
今期の売上高予想は前期比15.7%増の9兆1000億円、営業利益予想は前期(1506億円の赤字)から1507億円改善のゼロを見込む。
今期業績予想の前提となる為替レートは1ドル=105.0円(前期は106.1円)、1ユーロ=120.8円(同123.8円)。
今期の世界販売計画は8.6%増の440万台。中国で153万台(同145.7万台)、日本で51万台(同47.8万台)、北米が142万台(同121.3万台)、欧州が38万台(同39.1万台)。
日産、今期は600億円の最終赤字へ 半導体不足と原材料価格高騰 - ロイター
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