パナソニックホールディングス(パナソニックHD)が2022年7月28日に発表した第1四半期(同年4~6月)の連結決算は、純利益が前年同期比36.0%減の約489億円だった。売上高は同10.1%増の約1兆9739億円となった。
原材料価格の高騰(こうとう)や半導体不足が続き、減益となった。上海のロックダウンに伴うサプライチェーンの混乱も影響した。ただ、「5月をボトムに業績は回復傾向にある」(同社 代表取締役 副社長執行役員 グループCFOの梅田博和氏)という。上海ロックダウンの解除や価格改定により、今後は利益を確保できるとして、2022年度の業績見通しは前年度比1.8%増の2600億円のまま据え置いた。
米Blue Yonder(ブルーヨンダー)の連結化に伴う営業利益の赤字は約70億円。「うち約40億円は会計上のテクニカルな要因」(同氏)といい、その部分の損失が今後は縮小に向かうという。その他、電気自動車(EV)用バッテリーなどのエナジー事業も減益となった。販売が拡大したものの、リチウム(Li)などの原材料の価格高騰の波を受けた。
パナソニックHDでは、冷蔵庫などの国内向け家電製品を同年8月から値上げして打開を図る。価格改定率は約3~23%増である。
パナソニックHD、原材料高騰で純利益36%減4~6月期 - ITpro
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