日銀が16日発表した2022年12月の国内企業物価指数(20年平均=100、速報)は前年同月比10・2%上昇の119・5だった。エネルギーや原材料の輸入価格高騰が響き、22カ月連続で前年を上回った。上昇率は10・3%だった22年9月以来3カ月ぶりに10%を超えた。企業がコストを製品価格に転嫁する動きを一段と強めれば、家計の負担はさらに増える。

同時に発表した22年の企業物価指数は前年比9・7%上昇の114・7だった。

企業物価指数は、企業間で取引される商品の価格水準を示す。(共同)