Rechercher dans ce blog

Thursday, September 29, 2022

原材料高騰や急速な円安 子ども関連の商品値上げ相次ぐ|NHK 首都圏のニュース - nhk.or.jp

原材料価格の高騰や急速な円安による食品などの値上げが相次ぐなか、粉ミルクやおもちゃといった子どもに関する多くの商品も10月1日から値上げが予定されています。
子育て世帯の家計への負担がさらに増えることになりそうです。

ことしに入って原材料価格の高騰や急速な円安の進行が原因で、乳幼児を含む子どもが使う商品や子育てに必要な商品も値上げが相次いでいて、10月1日から11月にかけても、粉ミルクや菓子、文房具、それにおもちゃなど多くの値上げが予定されています。
粉ミルクは、雪印メグミルクが1日から5.3%から5.7%、雪印ビーンスタークが1日から4.8%から7%、明治が11月から7.4%から7.5%値上げします。
アサヒグループ食品は11月から粉ミルクやベビーフードを含むベビー関連商品で4%から12%ほど値上げします。
菓子類は、江崎グリコが先月下旬から1日にかけて「ポッキー」など157品目を出荷価格で3%から24%、ロッテがガムやグミなど71の品目を出荷価格で4%から17%ほど順次値上げしています。
また、カルビーが11月1日から「かっぱえびせん」など30の品目の値上げを行い、引き上げ幅は店頭価格で10%から20%ほどの見込みです。
文房具は、トンボ鉛筆が1日から色鉛筆や小学校低学年向けの鉛筆など259の品目を平均で16.5%、ぺんてるが1日から小学生向けの色鉛筆など9の品目を10円から700円ほど値上げします。
おもちゃでは、タカラトミーが今月1日からミニカーの「トミカ」や鉄道模型の「プラレール」、それにボードゲームの「人生ゲーム」など331の品目を平均で10.4%、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが今月15日から家庭用ゲーム機の「プレイステーション5」を5500円すでに値上げしています。
また、バンダイが1日から人気キャラクターの「ソフビ人形」を110円、人気アニメの知育玩具を最大5000円ほど値上げする予定です。
このほか各メーカーは、紙おむつなどを春先ごろからすでに値上げしています。
大手生命保険会社が先月、0歳から6歳までの子どもがいる世帯に行ったアンケート調査では、「物価高により子育て費用に負担を感じている」と答えた人は85.2%にのぼっています。
明治安田総合研究所のフェローチーフエコノミストの小玉祐一さんは「2019年から始まった幼稚園・保育園の無償化で子育て世帯の負担は減ったが、相次ぐ物価上昇で、家計の負担額は無償化以前の水準まで戻ってきている」と分析しています。
そのうえで、「円安の影響は時間差で小売価格に反映されるため、値上げ傾向は少なくとも半年かそれ以上続くおそれがあり、同じような商品でも安い方を選択するなど、より賢い家計のやりくりが必要になる」と話していました。

子育てに必要な商品も値上げが相次ぎ、子育て中の親からは不安の声も上がっています。
29日、東京・江戸川区の子ども用品販売店では、今後の値上げが発表されている粉ミルクをおよそ2か月分まとめ買いする人の姿も見られました。
1歳の女の子と訪れた35歳の母親は「いつもはなくなりそうになったら買う感じですが、値上がりすると聞いて買いだめをしに来ました。毎日の積み重ねで差が大きくなると思うので、安く買えるうちに買っておこうと思っています」と話していました。
7か月の男の子と訪れた27歳の母親は「一日に5回ミルクを使うので、値上げされると知って買い置きして家に2か月分ほどのストックがあります。よく使うものは1円変わるだけで結構影響が出ます」と話していました。
また、3か月の男の子と訪れた28歳の母親は、安売りの日をねらって買うようにしているということで「赤ちゃんのためのものを削るわけにはいかないので、外食や自分の嗜好品を我慢しています。世の中の状況を踏まえると値上げはしかたないと思いますが国や区の補助があると助かります」と話していました。

おもちゃの値上げも相次ぐなか、都内のおもちゃ店では買うのをためらうことがあるといった声も聞かれました。
東京・目黒区のおもちゃ店では、取り引きのあるメーカーの多くがことし6月ごろから相次いで値上げをしていて、ことしの初めごろに比べ、店内の商品の4割ほどが値上がりしているということです。
代表的なものでは、今月、子どもたちに人気の車や電車のおもちゃ「プラレール」や「トミカ」が100円から200円ほど値上げされました。
1日にはウルトラマンシリーズの「ソフビ人形」が値上げされる予定で、この店での店頭価格は税込み528円から88円上がり、616円になります。
店では店長が来月からの値上げを知らせる紙を商品の近くに貼っていました。
小学生の息子と店を訪れていた母親は「予算を考えると買うのをためらってしまうこともあります」と話していました。
一方、ウルトラマンシリーズを集めているという小学5年生の男の子は「100円近く値上がりするのは少し痛いですが、お菓子を買うのを我慢してこれからも集めたいです」と話していました。
店には値上げを知らせる通知が毎月のように届いているということで、「おもちゃのマミー」の店長の吉田夏子さんは「価格はこれまであまり変わりませんでしたがここ半年で一気に値上がりました。子どもにとって値上げ分の50円や100円は大きなお金なので、値上げを知らず値段ぴったりの分しか持ってこなかった子どもがおもちゃを買えなかったこともありました。おもちゃを買えずに帰る姿を見ると胸が痛くなります」と話していました。

Adblock test (Why?)


原材料高騰や急速な円安 子ども関連の商品値上げ相次ぐ|NHK 首都圏のニュース - nhk.or.jp
Read More

No comments:

Post a Comment

ミツカン、納豆値上げ=6月から最大8%、原材料高 - ライブドアニュース - livedoor

 ミツカン(愛知県半田市)は1日、納豆商品の一部を6月1日から値上げすると発表した。  北米から輸入する大豆などの原材料や容器の価格が高騰しており、最大で約8%引き上げる。  主力商品の「金のつぶ たれたっぷり!たまご醤油たれ 3P」は約6%引き上げる。2022年9月以来の...