景況感3期ぶりマイナス 1～3月期 原材料高騰で - 毎日新聞

財務省の正門＝東京・霞が関で、赤間清広撮影

　財務省と内閣府が13日発表した1～3月期の法人企業景気予測調査は、大企業の全産業の景況判断指数（BSI）がマイナス3・0だった。原材料価格の高騰や中国をはじめとする海外経済の減速を背景に、3四半期ぶりに「下降」が「上昇」を上回った。

　BSIは自社の景況感が前四半期に比べ「上昇」したとみる企業の割合から「下降」したとみる企業の割合を差し引いた指数。

　大企業の製造業はマイナス10・5、非製造業がプラス0・6といずれも悪化した。製造業は原材料価格の高騰で「化学工業」がマイナス17・3、「食料品製造業」がマイナス23・6と落ち込んだ。非製造業は光熱費の上昇が響き「卸売業」や「運輸業、郵便業」がマイナス。中堅企業のBSIはマイナス4・8、中小企業はマイナス17・4だった。

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