県内で、5月、1000万円以上の負債を抱えた企業の倒産は5件で、2か月連続で増え、負債総額は、10か月ぶりに10億円を超えました。
信用調査会社は「物価の上昇が続くなか、事業の継続を断念するケースが増える可能性が高まっている」としています。
倒産したのは、▼卸売業、▼製造業、▼小売業、それに▼海運業のあわせて5件で、主な原因は、販売不振や業界不振などでした。
倒産件数が前の月を上回るのは、2か月連続です。
このうち、徳島市の老舗製麺会社「赤池食品」は、設備投資による負債や、原材料費の高騰が原因で、負債額は5億円にのぼります。
赤池食品を含む、先月の負債総額は、10億1700万円と前の月より8億円あまり増え、10か月ぶりに10億円を超えました。
帝国データバンク徳島支店は「ポストコロナに向け経済活動が正常化し、幅広い業界で業績が持ち直す一方、人手不足が強まり、原材料の仕入れ価格や電気・ガス代が高騰している。物価の上昇が続くなか、賃上げできるほど収益の改善が進まない企業は、人材の維持・獲得が難しく、事業の継続を断念するケースが増える可能性が高まっている」としています。
企業倒産件数 2か月連続増加 負債総額10か月ぶり億円超|NHK ... - nhk.or.jp
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