1日、韓国のコンビニエンスストアで販売されている「長寿生マッコリ(濁酒)」の価格が1300ウォン(約126円)から1600ウォン(約156円)に上がった。同製品の製造会社が価格を上げたのは15年ぶりだ。会社側は「原材料である米の価格や包装材・流通コストも最近、続々と値上がりしたため、価格を引き上げざるを得なかった」と説明した。大手食品メーカーのCJ第一製糖は今月からコンビニ販売用「ヘッパン・カップご飯」の価格を300ウォン(約30円)上げた。酒造大手のハイト眞露も今月7日からビール出荷価格を5年ぶりに引き上げる。消費財価格の上昇は韓国だけの現象ではない。米コカコーラ本社はこのほど、3年ぶりにコーラ価格の年内引き上げ計画を発表した。
国内外で生活必需品・食料品を含めた消費財の価格が次々と上がっている。昨年下半期に始まった原油・鉄鉱石など原材料価格の上昇が、最近の消費財価格を本格的に押し上げ始め、世界的に「インフレーション(物価上昇)懸念」が高まっている。新型コロナウイルス禍を乗り越えるため、各国政府が投入した天文学的な資金が原材料市場に流れ込んだことに、米国・中国の急速な景気回復に伴う需要の爆発が重なった結果だ。米国が新型コロナ関連支援のために注入した資金は3兆7000億ドル(約403兆4500億円)に達する。
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韓国ではパックご飯・ビールも値上げ、原材料価格上昇に伴い世界的インフレの兆し - 朝鮮日報
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