リョービは16日、2021年12月期の連結最終損益が22億円の黒字(前期は6億9700万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想は43億円の黒字で21億円下回る。自動車向け鋳造部品を手がける事業で、想定よりも原材料のアルミ価格の高騰が続いており、商品への価格転嫁が数カ月ほど遅れる影響が出る。
売上高は前期比23%増の2110億円と従来予想から130億円上回る見通しだ。昨年から続く原材料価格の上昇を受けた商品価格への転嫁が一部は進み増収要因ともなる。取引先からの受注が新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた前期と比べて回復傾向にあることも寄与する。
営業損益は23億円の黒字(前期は17億円の赤字)と、従来予想から32億円引き下げた。同社は当初1~6月期で落ち着くとみていた原材料価格の上昇が一転、7~9月期以降も続く見通しに改めた。
同日、1~6月期の売上高は前年同期比23%増の955億円、最終損益はゼロ(前年同期は16億円の赤字)になったと発表した。
リョービ、最終損益を下方修正 21年12月期 原材料高で - 日本経済新聞
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