【北京=三塚聖平】中国自動車工業協会が9日発表した6月の新車販売台数は、前年同月比12・4%減の201万5千台だった。2カ月連続のマイナスで、減少幅は5月(3・1%)から拡大した。世界的な半導体不足や、原材料価格の高騰が新車販売に影響を与えている。
中国市場は、各国市場に先駆けて新型コロナウイルス禍からの回復が進んできたが、急速にブレーキがかかっている形だ。
内訳では、乗用車が11・1%減の156万9千台だった。景気回復を受けて増加基調が続いていた商用車も16・8%減と、いずれもマイナス幅を広げている。
電気自動車(EV)などの「新エネルギー車」は、2・4倍の25万6千台だった。習近平国家主席が力を入れる地球温暖化対策の一環として、中国政府が普及を後押ししていることを背景に大幅増を維持した。
同協会は先行きについて、半導体不足と原材料価格高騰の影響が続くとの見方を示している。
日系大手4社の6月の中国新車販売では、トヨタ自動車が15カ月ぶりに前年同月の実績を下回るなどいずれもマイナスとなった。世界的な半導体不足が、日系メーカーの中国販売に不透明感を生じさせている。
中国、6月新車販売12%減 半導体不足と原材料高騰、2カ月連続マイナス - 産経ニュース
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