関西の中小企業に、景気の動向などをアンケート調査で尋ねたところ、新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込んだ去年の同じ時期からは改善しました。
その一方、原材料の仕入れ価格が上昇し、経営上の新たな課題となっていることが分かりました。
この調査は、中小企業の経営者でつくる「中小企業家同友会」が関西2府4県の企業を対象に、ことし4月から6月までの景気の動向や経営状況を尋ねたもので、2745社が回答しました。
それによりますと、去年の同じ時期と比べて景気が「好転した」と答えた企業の割合から「悪化した」と答えた企業の割合を差し引いた指数は、関西全体ではマイナス9.8となりました。
新型コロナウイルスの影響で初めての緊急事態宣言が出されていた去年の同じ時期はマイナス57.6で、今回は48ポイント近い大幅な改善となりました。
一方で、経営上の課題を尋ねた項目では、需要の停滞や従業員の確保などに加え、原材料の仕入れ価格の上昇という回答が目立ちました。
価格の上昇は、木材や金属、半導体などに及んでいるということで、大阪府中小企業家同友会の堂上勝己会長は「原材料価格の高騰がここにきて顕著になり、業種によっては非常に大変な状況だ」と述べました。
中小企業 原材料価格上昇が新たな経営課題に|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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