東京都は17日、一般会計で総額252億円の2022年度補正予算案を発表した。ロシアのウクライナ侵攻による原油高などへの対策を盛りこんだ。物価上昇を見据えて生活困窮者へのサポート体制を充実させるほか、食品業界の原材料確保も支援する。
原油高などウクライナ侵攻の影響を受ける中小企業を対象とする制度融資の拡充に176億円を計上。また、原油高によって経営悪化も懸念されることから、コスト削減につながる省エネ設備・システムの導入支援も拡充する。雇用環境の悪化を見据えた就職支援も予定している。
原材料価格の上昇が見込まれるなか、食品関連団体が共同購入したり、新しい仕入れ先を開拓したりできるよう後押しする。補正予算案は開会中の都議会定例会での成立を目指す。
小池百合子知事は都庁内で記者団に「原油価格、穀物価格などが大揺れし、経済への影響もじわじわと出てきている」と補正編成の狙いを説明した。サイバーセキュリティー対策も必要だとの認識を示した。
東京都、原油高で補正252億円 原材料確保など支援 - 日本経済新聞
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