市街地には残雪も残るが、諏訪、伊那地方の人形店では早くも5月の節句に向けたこいのぼりや鎧兜飾りなどの販売が本格化している。客足も例年より早めで、週末を中心に来店客がにぎわう。ただ、世界的な金属高騰と原材料不足の影響で製作が滞り、店頭に商品がそろい切らない苦しい状況もみられる。
市街地には残雪も残るが、諏訪、伊那地方の人形店では早くも5月の節句に向けたこいのぼりや鎧兜飾りなどの販売が本格化している。客足も例年より早めで、週末を中心に来店客がにぎわう。ただ、世界的な金属高騰と原材料不足の影響で製作が滞り、店頭に商品がそろい切らない苦しい状況もみられる。
諏訪、飯田など県内外6店で節句飾りを扱う人形工房サンキュー(本社佐久市)では、「来店客の動きは例年より2週間ほど早い」(諏訪店)と順調な滑り出し。
諏訪地方ではこいのぼりのほか、内飾りを求める人も増えており、中でも実際に着用でき、収納も容易な「兜飾り」が人気。二曲びょうぶを背にした鎧一式の飾りや、伝統工芸士が手がける金箔、彫金、本革使いの飾りも好まれているという。一方、上下伊那地方では勇猛な武将や馬、竜などを描いた外飾りの「武者幟」、こいのぼりが人気という。
来店客数は店の期待以上。しかし「入荷した商品は予定の7割。あとの3割は今後の見通しも立っていない」とスタッフは困り顔だ。入荷した品はどれも”一点もの”となり、「売約済み」の札を掲げた品も少なくない。
親子で来店した諏訪市上金子の松﨑祐樹さん(38)家族は、初節句を迎える長男祐李君のために「大きくなった時に『格好いいな』と思ってくれる品を選びたい」と話し、「健康で元気で、人の気持ちを考えられる優しい人になって」と願いを込めて品定めをしていた。
五月人形商戦本格化 原材料不足影響も – Nagano Nippo Web - 長野日報
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