原油・原材料の高騰の影響を受ける中小企業、小規模事業者を支援しようと佐賀県は1日、燃油の購入代金の補助と、事業者への応援金の受け付けを始めた。高騰分を価格転嫁できていない事業者が対象で、負担を軽減し事業継続を後押しする。
いずれも今年4月~7月の3カ月間に購入した燃油や原材料が前年同期比の仕入れ額より20%以上増加し、価格転嫁できていない場合が対象となる。両制度の併用はできない。
燃油高騰対策緊急支援金は、燃油を多く使う運送業、建設業、製造業、クリーニング業、宿泊・旅館業などの活用を想定している。ガソリン・軽油・重油などは1リットル当たり10円、LPガスは1立方メートル当たり20円を補助する。上限は200万円。一般事業者の申請は県産業政策課が郵送で受け付け、県トラック協会と県バス・タクシー協会の会員などは両協会が窓口となる。
原材料等高騰対応緊急応援金は、紙や大豆など原材料高の影響で収益が悪化した印刷業、みそ・しょうゆ醸造業など、幅広い業種に対し、法人は20万円、個人は15万円の応援金を出す。申請は郵送またはオンラインで受け付ける。
いずれも受付期間は9月30日まで。問い合わせは燃油補助が県産業政策課、電話0952(25)7512、応援金が原油・原材料応援金相談センター、電話0952(97)9486。(大橋諒)
佐賀県、原油・原材料高対策で支援金 事業者対象、受け付け開始 - 佐賀新聞
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