新型コロナウイルスの感染拡大や原材料価格の高騰は、中小の企業に、深刻な打撃を与えています。
こうした中、高知市の豆腐店では、製造の過程で捨てていたおからに目をつけて、新たな収益源にしようと取り組んでいます。
高知市にある創業115年の豆腐店は、店頭での販売に加えて、居酒屋や学校の給食用に豆腐を納めています。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で納入先が廃業したり、注文が減ったりしたことで、売り上げは、感染拡大前の3年前と比べて、2割から3割減少しました。
さらに、原材料価格の高騰が追い打ちをかけています。
去年と比べて、大豆はおよそ30%、なたね油は2倍ほどに値上がりしているほか、プラスチック製の容器もことし8月から先月にかけて5%から10%ほど値上がりしたということです。
こうした苦境を乗り越えようと、この店では豆腐を作る過程で捨てていたおからに目を付けて新たな収益源にしようと取り組んでいます。
地元の菓子店と協力して、おからを使ったクッキーやカヌレ、それにスコーンなど4種類のお菓子を開発しています。
年内には、店頭やインターネットでの販売を計画しているほか、展示会にも出品して新たな販路を開拓しようとしています。
豆腐店の下田知加代表取締役は、「すべてのものが値上がりしていて、本当に厳しい状況がこれでもかと続いている。お客さんのためになることが回り回って私たちにも還元すると思うので、なんとか乗り切りたい」と話していました。
原材料価格が高騰 おからを新たな収益源に 高知市の豆腐店|NHK 高知県のニュース - nhk.or.jp
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