周南市に主力工場がある総合化学メーカー「東ソー」が、1日、中間決算を発表し、原材料や燃料の高騰などで生産コストが上がった影響で2期ぶりの減益となりました。
総合化学メーカー「東ソー」は、1日、周南市で4月から9月末までの中間決算を発表しました。
それによりますと、売上高は5266億4900万円で、この時期としては過去最高となったものの、営業利益は450億2600万円で、前の年に比べて31.1%減少しました。
これは、石油化学製品の原料のナフサや、カセイソーダなどを製造する際の燃料として使われる石炭などの原燃料価格が、製品の値上げを上回るペースで高騰し、仕入れから製造・販売にかかる費用が全般的に増加したことが要因です。
その結果、最終利益は420億4000万円と、39億9100万円、率にして8.7%減少し、この時期としては2期ぶりの減益となりました。
また、各国の利上げに伴う世界的な景気減速や、主な輸出先となっている中国のゼロコロナ政策による海外製品の市況悪化を受け、売り上げ、利益ともに減る見通しだとして、今年度の業績予想を下方修正しました。
東ソー経営管理室の土家崇南陽経理課長は、「円安の影響は受けていないが、エネルギー価格高騰などによるコストアップをいかに製品価格に転嫁していくかが、今まさに問われている」と話していました。
「東ソー」 中間決算 原材料や燃料の高騰で2期ぶりの減益|NHK 山口県のニュース - nhk.or.jp
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