住友ゴムはこのほど、ダンロップブランドでバイオマスとリサイクル原材料を使用した、サステナブル原材料比率38%のレースタイヤを開発した。このタイヤは、天然ゴムや天然由来の原材料の活用、さらにリサイクル鉄から再生した材料を使用することで、従来のレースタイヤからサステナブル原材料の比率を高めているのが特徴だ。
今後さらなる改良やチューニングによって完成度を高め、2024年内に一部レースへの投入を目指す
住友ゴムはこのほど、ダンロップブランドでバイオマスとリサイクル原材料を使用した、サステナブル原材料比率38%のレースタイヤを開発した。このタイヤは、天然ゴムや天然由来の原材料の活用、さらにリサイクル鉄から再生した材料を使用することで、従来のレースタイヤからサステナブル原材料の比率を高めているのが特徴だ。
この新しいレースタイヤは、3月4〜5日に鈴鹿サーキットで開催される「2023鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー」にて、「Modulo Nakajima Racing」の「ホンダNSX-GT」に装着し、デモンストレーションレースを行う。そして今後、さらなる改良やチューニングによって完成度を高め、2024年内に一部レースへの投入を目指す。
「2023鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー」のダンロップ・サステナブルレースタイヤ走行スケジュール
このレースタイヤのサイド部のロゴステッカーデザインは、ダンロップブランドロゴの左端に描かれたシンボルマーク（※）から放たれた矢が変化し、SDGsの17の目標を意味する17マスのグリーンのチェッカーフラッグにたどり着くという想いが込められている。
※虚空をつんざいて飛ぶ矢じりを思わせる鋭い矢印の部分は、未来に向って大きく発展するダンロップを、円の部分は大きく世界にまたがる組織をもった同社の特徴を示し、ＤはDUNLOPの頭文字と前進する力強さと若さを表している。
ダンロップは、モータースポーツの裾野を広げるべく、四輪・二輪の国内外のモータースポーツレースにおいて、トップクラスから入門クラスまでの幅広いカテゴリーでタイヤ供給を行っている。今後は、2024年までにサステナブル原材料比率を高めたレースタイヤを一部のレースへ投入することを目標に開発を進めることで、サステナブルなモータースポーツの実現に貢献していく。
ダンロップがサステナブル原材料比率38%のレース用タイヤを開発。3月4〜5日に鈴鹿サーキットでデモレースを実施 - MotorFan[モーターファン]
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