価格維持を宣言してきた菓子大手のシャトレーゼ(甲府市)は28日、和洋菓子の一部商品を4月1日から段階的に値上げすると発表した。昨年から原材料価格の高騰で、多くの食品メーカーが値上げを実施してきた中で、同社は令和5年3月末までは値上げしないと宣言してきた。しかし、原材料、包材、燃料などのコスト上昇分を企業努力だけでは吸収できなくなったとして、今回値上げに踏み切った。
対象商品は取り扱い400アイテムのうち約150アイテム。4月から9月にかけて順次、税抜き価格ベースで10~30円引き上げる。主力商品のケーキ「スペシャル苺ショート」は4月1日に税抜きで20円値上げで320円となる。同21日には「イタリア栗のモンブラン」を20円値上げの420円に改定する。
昨年、多くの食品の値上げが相次ぎ、クリスマスケーキも、帝国データバンクの調査では、平均価格が4040円で、前年よりも209円高くなった。その中で、シャトレーゼは価格を維持したことが大きな話題となった。しかし、卵価格の高騰などもあって、シャトレーゼも、今3月末までは維持したものの、4月以降は値上げを余儀なくされた格好だ。
シャトレーゼ 4月から一部商品値上げ 原材料高 - 産経ニュース
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