最先端の技術と「食」を融合させる「フードテック」という分野について、企業向けのセミナーが松山市で開かれ、県内の実施事例が紹介されました。
「フードテック」は、「食」のフードと、テクノロジーを合わせた造語で、植物由来の原材料でつくる代替肉や調理ロボットの活用など、多岐にわたる活用が注目されています。県内でも「フードテック」を推進しようと食品メーカーなどを対象にセミナーが開かれ、はじめに愛媛県の担当者があいさつし、「原材料価格の高騰などで厳しい状況が続く中、新たな技術の導入が求められる」と述べました。
このあと「フードテック」の県内の実施事例が紹介され、マダイの養殖を行う西予市の水産関連の企業は、ＡＩ機能が付いた自動エサやり機を導入したことで効率的な養殖に成功し、コストカットにつながったと説明しました。また牧場などを運営する西予市の畜産業者は、牛舎に設置したカメラで牛の様子をＡＩが分析し、体調不良による突然死などを防ごうという取り組みを始めると紹介しました。愛媛県によりますと、県内の食品関連の企業からはＩＴ企業などとの連携が進まないという声が寄せられているということで、今後、県は企業のマッチングを支援したいとしています。
松山市でフードテックを考えるセミナー｜NHK 愛媛のニュース - nhk.or.jp
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