コラム「Front Line」
会員限定 連載 2023-09-04
カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーが企業に求められる中、ゴム製品にとって原材料のサステナブル化は避けて通ることのできない課題だ。
サステナブル原材料の採用はタイヤメーカーが先行している。レースタイヤに積極採用し実証を進めることで、市販用タイヤへの展開を模索している。
ブリヂストンは、10月にオーストラリアで開催される「2023 Bridgestone World Solar Challenge」に再生資源・再生可能資源比率(MCN)を63%まで高めたタイヤを投入する。従来の30%程度から大幅に向上した。一方、横浜ゴムは最高速300キロを超える「全日本スーパーフォーミュラ選手権」にサステナブル原材料の比率を約33%まで高めたレースタイヤを投入している。同社は同スペックのタイヤを6月に米国で開催された「第101回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にも投入し、2年連続の総合優勝を果たした。サステナブル原材料比率を高めつつ、極限の環境下で結果を残している。
国内タイヤメーカー各社は、2050年のサステナブル原材料比率100%を目標に掲げ、
原材料のサステナブル化の課題を乗り越える協業の可能性 - ゴム報知新聞NEXT
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