新潟県上越市の小学校で5日、給食を食べた児童が食物アレルギーを発症し救急搬送されました。児童は「乳・乳製品」にアレルギーがあり個別対応していましたが、当日の給食で使われていた加工品に「乳・乳製品」が含まれていて、栄養教職員が使用されていないと思い込んだほか、調理員も記載を見落としていたということです。
上越市教育委員会によりますと5日午後0時半頃、上越市の小学校で給食中に児童がアレルギー症状を発症し、学校で緊急処置後、市内の病院に搬送されました。児童はその後、体調が回復したということです。
学校が食材の成分を調べたところ、この日のメニューに使われた加工品の原材料に「乳・乳製品」が使われていたことが分かりました。この児童は「乳・乳製品」にアレルギーがあり、個別のアレルギー対応を行っていたということですが、栄養教職員が加工品に「乳・乳製品」が使用されていないと思い込み、配合成分表等で確認していませんでした。さらに、調理員も納入時の加工品の原材料確認で「乳・乳製品」の記載を見落とし、調理に使用したということです。
上越市教育委員会では今回の事態を受けて、市内すべての小中学校の給食関係者に加工品を含めた原材料確認を徹底するよう指導しました。
また学校給食のアレルギー対応の徹底などについてもあらためて周知し、研修をさらに強化する方針です。
上越市教育委員会は「子どもの命に関わることで、あってはならないこと。指導を徹底し、給食の献立作成や調理の際の原材料確認を徹底し、再発防止に取り組んでいく」などと話しています。
新潟県教育委員会によりますと、新潟県では「学校における食物アレルギー対応指針」をまとめていて、これに基づいて各市町村で対応マニュアルなどを作成し対応しています。また小学校への入学前にアレルギーの有無などについて聞き取りを行い、アレルギーがある子どもについては給食での対応を希望するかどうかも学校と保護者で相談し、個別の対応を行っているということです。
原材料に「乳・乳製品」成分が入っているのを見落として…学校 ... - TBS NEWS DIG Powered by JNN
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