[上海 25日 ロイター] - 中国のリスク管理コンサルティング会社、D─Unionが公表したデータによると、中国企業の間で金融リスクをヘッジする動きが広がっている。原材料コストが上昇しているほか、金融規制当局が市場のボラティリティー拡大に対処するよう企業に促していることが背景。
先物やオプションなど市場リスクを抑制するためのヘッジ手段を利用している中国の非金融上場企業は、第3・四半期末時点で793社と前年同期比51.6%増加した。
ただ、上場企業は4500社近くあり、ヘッジを利用している企業はこのうちわずか18%に過ぎない。米国ではS&P総合500種採用企業の約80%が定期的にリスクヘッジを行っている。
業種別では化学、電子機器、機械装置、非鉄金属のヘッジ活動が最も活発だった。これらは資源価格の変動による影響を最も受けやすい業種でもある。
外国為替に関連したヘッジを利用した企業は、第3・四半期末時点で1063社。2020年末時点は862社だった。
D─Unionが大企業と定義する、売上高が10億元(1億4400万ドル)を超える企業が主にヘッジ手段を利用している。
中国企業のヘッジ利用拡大、原材料コスト高などで - ロイター (Reuters Japan)
Read More
No comments:
Post a Comment