小麦など原材料価格の高騰が続くなか、大盛りが人気のラーメン店は、経営に頭を悩ませています。
水戸市内に3店舗あるラーメン店「富次郎」は、通常150グラムの自家製麺が500グラムまで無料で大盛りにできるほか、厚く切られたチャーシューにもやしも1.6キロまで載せられるなど、大盛りメニューが人気を集めています。
しかし原材料価格の高騰や物流コストの上昇などにより、麺に使う小麦や豚肉、もやし、しょうゆなど、ラーメン作りに欠かせないほとんどの食材について、仕入れ業者から今後の値上げが通知されているということです。
これによってラーメン1杯あたりの材料費は現在よりも10%ほど高くなると見込まれているほか、電気やガス料金の値上がりで光熱費の負担も増しているということです。
ただ、「まん延防止等重点措置」が解除され、客足が戻りつつあるなかでラーメンを値上げしたりボリュームを減らしたりすれば客が離れるおそれがあるとして、店では、来月からも価格を据え置くということです。
当面は、従業員の人数を減らしたり、来店者数を予測して仕込みの量を少なくしたりして経費を抑えたいとしています。
店主の富田剛史さんは「自分が若いときにおなかいっぱい食べたかったので、大盛りはやめられない、客を裏切るわけにはいかない。価格を上げずになんとか頑張るしかない」と話していました。
小麦など原材料価格高騰 大盛りが人気のラーメン店は苦悩|NHK 首都圏のニュース - nhk.or.jp
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