小林製薬は3日、トイレ洗剤「ブルーレット トイレ洗浄中」を11%、「コリホグス」を6%値上げすると発表した。10月4日出荷分から適用する。原材料費値上げの影響が当初見通しの年間18億円程度から41億円程度と大幅に膨らみ「自助努力だけでは極めて困難な状況」と説明。2023年以降には他の品目でも順次値上げを実施する予定だとしている。
同日発表した22年1~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比2%減の77億円だった。売上高は6%増の712億円だった。新型コロナウイルス禍の影響で「熱さまシート」などの売り上げが世界的に伸びたが、原材料費高騰などによる利益率の悪化が響いた。小林章浩社長は「コストダウンや広告・販促費の調整など経費削減の努力をして、吸収しきれない分は既存品の値上げを行い、想定通りの収益確保をめざす」として、通期の業績予想は据え置いた。
小林製薬、トイレ洗剤など値上げ 原材料高騰で10月から - 日本経済新聞
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