大阪に本社がある大手機械メーカー、「クボタ」のことし6月までの半年間の決算は、原材料価格や物流費の上昇で最終利益が前の年の同じ時期と比べて11%少ない912億円となりました。
「クボタ」が3日発表したことし1月から6月までの中間決算では、▼売り上げは去年の同じ時期から14%増えて、1兆2604億円となった一方、▼最終的な利益は11%減って912億円でした。
これは、アメリカでトラクターや建設機械の販売が好調だったことに加えて、ことし4月にインドのトラクターメーカーを買収したことが売り上げを押し上げた一方、鋼材をはじめとした原材料の価格や物流費が上昇したことが利益を減らす要因となりました。
一方、会社では、ことし1年間の業績の見通しについて、想定よりも円安に進んでいることや、アジアを中心に海外での売り上げが増える見込みとなっているとして、最終利益を当初の1780億円から3.9%多い1850億円へと上方修正しました。
クボタの北尾裕一社長は、3日の決算会見で「ことし1月と4月に北米で行った値上げが上期の決算ではまだ十分には反映されていないが、下期には効いてくるだろう」と述べ、値上げによって原材料高の影響をある程度、吸収できるという見通しを示しました。
クボタ 1月〜6月決算 原材料価格や物流費上昇で減益|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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