8月15日に発表されたことし4月から6月までのGDP=国内総生産の伸び率は3期連続のプラスになりました。
ただ、東海地方の小売りの現場では、原材料価格の高騰が経営の大きな重荷となるケースも出ています。
名古屋市天白区にあるパンの販売店では、去年12月以降、小麦粉や砂糖、牛乳などの原材料の仕入れ値が10%ほど上昇したため、商品の値上げを行いました。
ただ、大幅値上げを行えば客足が離れることも予想されるため、コスト上昇分をすべて価格に転嫁することはできず、中には「原価割れ」の商品も出ているということです。
店によりますと、人気メニューの「カツサンド」は原材料費や電気代、人件費などを考慮すると、500円以上で売らなければ利益が出ませんが、現在は420円で販売しています。
こうしたことから、店では9月、輸入の小麦粉を国産のものに変更し、天然酵母や旬の野菜を使ったパンを売り出すなど、大幅なリニューアルを行い、多少価格が高くても付加価値のある商品で売り上げ回復を図りたいとしています。
経営者の石原千花子さんは「値上げをすれば、翌日には別の材料の仕入れ値が上がり、いたちごっこのようです。このまま続けるよりも、うちでしか買えないものを作ったほうがいいと考え、リニューアルを決断しました」と話していました。
GDP伸び率 3期連続プラスも小売りは原材料高騰が重荷に|NHK 東海のニュース - nhk.or.jp
Read More
No comments:
Post a Comment