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Monday, August 15, 2022

すかいらーくHD/1~6月営業損失24億円、原材料・光熱費高騰が響く - 流通ニュース

すかいらーくホールディングスが8月12日に発表した2022年度12月期第2四半期決算によると、売上収益1415億9300万円(前年同期比11.8%増)、営業損失24億2300万円(前期は4億5900万円の利益)、税引前損失37億9700万円(前期は19億4300万円の損失)、親会社に帰属する当期損失27億8000万円(前期は5億500万円の損失)となった。

売り上げ面では、3月のまん延防止等重点措置解除以降、ヤングファミリー層が増加したが、ゴールデンウィーク明けの売り上げは再び鈍化。5月26日からのプロモーション再開により、減少していたファミリー層の来店を促進した。6月末は、観測史上最も早い梅雨明けとなったことと猛暑により売り上げが回復している。

利益面は、原材料価格や光熱費の上昇などインフレの進行、閉店に伴う減損損失、給与計算に関する臨時損失計上により営業損失24億2300万円となっている。

<閉店に伴う減損損失などを計上した>
閉店に伴う減損損失
※出典:すかいらーくHD2022年度上半期決算説明資料

第2四半期連結累計期間において店舗固定資産に係る減損損失を23億円計上した。新型コロナウイルス感染拡大影響の長期化により売り上げが減少している、または回復が遅れている店舗を幅広く抽出し、約100店舗が閉店の見通しとなったことによるもの。

さらに、従業員の給与計算を1分単位での勤務管理方式に変更した。第1四半期連結会計期間末時点では時間勤務であるアルバイトのみを対象としていたが、その後、正社員も対象とすることに方針を変えた。その結果、第2四半期連結累計期間に20億円の損失を計上している。

DX投資を強力に推進し、フロアサービスロボット導入店舗数は計画通りに拡大。ガスト、しゃぶ葉、バーミヤン、ジョナサンを中心に、6月末には1213店舗、1694台の導入が完了した。

また、7月以降順次、全店のPOSレジ刷新と、一部店舗へのキャッシュレスセルフレジの導入を予定している。

通期は、売上収益3120億円(17.9%増)、営業利益5億円(97.3%減)、税引前損失20億円、親会社に帰属する当期損失20億円を見込んでいる。

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