仙台市に本社がある生活用品メーカー「アイリスオーヤマ」の去年1年間のグループ全体の決算は、原材料の高騰で商品を値上げしたことなどから、2年連続の減益になりました。
アイリスオーヤマは12日、仙台市で記者会見を開き、去年1年間のグループ全体の決算を発表しました。
それによりますと、売上高は前の年より200億円、率にして2.5%減った7900億円、経常利益は150億円、率にして29.1%減った365億円で、減収減益になりました。減益決算は2年連続です。
要因として、会社は、ロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安などによって原材料や物流にかかるコストが増えたことに加えて、去年6月以降、家電や衛生用品などの商品を値上げした影響で売り上げが落ち込んだことなどをあげました。
その上で、ことしは国際情勢のリスクに左右されず、商品を安定的に供給するため、国内の工場や物流施設への投資を積極的に行う考えを示しました。
さらに物価上昇などに対応するため、ことし4月から正社員を対象にベースアップを含めて、およそ5%の賃上げを行うことを明らかにしました。
大山晃弘社長は「ロボットなど商品が高度化する中で、賃上げによって優秀な人材を確保することで会社を成長させていきたい」と述べました。
アイリスオーヤマ2年連続の減益 原材料の高騰などで|NHK 宮城のニュース - nhk.or.jp
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