四日市市などで特産の焼き物「萬古焼」の原材料でリチウムを含む鉱石の確保が難しくなっているとして、三重県の一見知事は23日、経済産業省を訪れ、鉱石の安定的な確保に向けた国の支援を要望しました。
四日市市などで特産の焼き物、萬古焼は土鍋などを作る際に耐熱性を高めるため、リチウムが含まれる「ペタライト」という鉱石を使っています。
しかし、リチウムは電気自動車のバッテリーの材料などとして使われ、国際的に需要が高まっていて、ペタライトの輸入先となっているジンバブエの鉱山を中国の企業が買収したため、確保が難しくなっているということです。
このため、三重県の一見知事は23日、経済産業省を訪れて、伊吹英明製造産業局長と面会し、ペタライトの安定的な確保に向けて国の支援を求めました。
この中で、ジンバブエからペタライトの日本への輸出が、安定的・継続的に行われるよう支援することや、ほかの産出国からの新たな調達ルートの開拓に向けて支援することなどを求めています。
面会のあと、一見知事は「国も危機感を持って、対応するということで手応えを感じた。来年春にはペタライトが枯渇するとも言われていて時間の猶予がないので、あらゆるレベルで連携をして対応していきたい」と話していました。
「萬古焼」 原材料確保へ一見知事が国に支援を要望|NHK 三重県の ... - nhk.or.jp
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